海王丸実生から摺墨芸が出た個体です。その中で 本芸、並芸、芸抜けと出る事も当たり前の事ですね。今のところ本芸を良く表した若木ですが、今後成木に成長していく段階で本芸を維持してくれるのかどうかはわかりませんが、陽強く作っていきます。
上2枚の写真は絞り値は思い切り絞りF20、シャッタースピード6秒でEF100mm F2.8Lマクロ IS USMレンズで撮影しています。もちろん三脚を使用して撮影しないといけませんが、全ての葉に焦点があって、図鑑的な写真になっています。この下の写真からは同じレンズですが、絞りはF3.2まで開放し、シャッタースピードは1/6秒で三脚使用で撮影しました。ピントは天葉のトップに合わせています。拡大してご覧ください。それ以外は段階的にボケていきます。1点を強調して撮りたい時にはこの方法がいいですね。それと、最近は照明1機と外部ストロボを使って撮影してきましたが、今回は昼間の自然の光だけで撮影しました。もちろん背景紙は使用していますが、やっぱり自然の光にはかないませんね。美しい光でほれぼれしますね。
この写真のピントはご覧の通り天葉の向こう側の三光中斑の白縞に合わせています。私がカメラに興味を持ったのは富貴蘭はカタログ、銘監等その富貴蘭の持つ芸を明確にはっきり表現した写真しか見た事がなく、もっと自由に自分の好きなように撮ってみたいと思ったからなんです。その為には、基礎からカメラ、技術を学ばなければとNHKの「デジタル一眼レフカメラ写真術」に通い始めたのです。
そして、2年4ヶ月。凝り性な私は、もっと素敵な写真、自分なりの作風を極めたいと、いつの間にか、PCも買い替え、photoshopのソフトも入れ、カメラもフルサイズのCanon EOS 5D mark Ⅱに、レンズもフルサイズ用のLレンズを5本と・・・・・・・。凝り性なのは職業柄?性格?しかし、「生涯勉強」をモットーに富貴蘭と写真にこれからも頑張ります。
0 件のコメント:
コメントを投稿