紫玉です。見るからにコテコテの墨芸ですが、意外と素直に成長しています。最初は気難しい作りづらい品種と思っていましたが、これだけの墨芸で気難しさがないのは驚きです。
最初は素直な摺墨芸で上がり、葉肉が厚くなり最後には、はちきれんばかりの肉厚になりコテコテの墨芸でとても興味深い好きな品種です。昨年秋の子も順調に大きくなっていますね。しかし、下葉が邪魔になって横にしか伸びていくところがない感じです。
紫玉の芸は紫電龍の墨芸と比べると上品さには欠けますが迫力満点です。紫電龍は墨縞と言う表現がぴったりの美しさがあります。
私は大鷹丸セルフ実生変化種として紫玉を平成16年、日本富貴蘭会が厳重審査の上登録を認めたことに意義を感じます。自然界実生の変化種と同等とみなしたことになります。美しいものは美しい、魅力的な木は誰が見ても魅力的です。ただ、洋蘭など富貴蘭以外との実生が紛れ込まないようにしていただきたいですね。
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