紫電龍（今年最後の近況報告）

紫電龍も4カ月目に入りました。天葉が伸びきり、上からのぞき込みますと次の葉がのぞいています。富貴蘭賛歌さんの言うとおり10月からはしっかり陽を採っています。今年は温かく棚は最低気温１０℃以下はありませんので、確認はできませんが成長を続けていると思われます。まだまだ小さい木ですが、中々の上柄です。全ての葉に覆輪の様にしっかり墨が入っています。紫電龍も気難しい木ではないようですね。どちらかと言えば、後冴え気味の墨縞ですね。この角度から天葉を良く見ますと、この部分に墨が後冴えで乗ってくるところだと判ります。紫玉の様なコテコテの墨ではなく、きめの細かい縞の様な感じです。

素晴らしい成熟した紫電龍は富貴蘭賛歌さんと、１０月に東海園さんが韓国から仕入れられた木の２鉢+富貴蘭-ふうらん-と遊ぶさん程度でしょう。日本には全てを含めどのくらいの数があるのでしょうか。そんなに多くはないでしょう。

とにかく、本芸を保ち葉繰りを繰り返していくよう、数年先には富貴蘭賛歌さんの木を目標に頑張りま~す。